名人戦が始まっている。
わかってはいたことだけど、やっぱり一手一手にかかる時間が長い。
将棋盤を挟んだ二人が、揃いも揃ってあぐらを組み、ウンウン頭を抱えているのを見ると、本人たちには悪いけど、なんだか不思議に笑えてくる図だ。どちらが優勢とか劣勢とかでなく、二人とも困り果てているといった感じだ。
こう長い間、どちらも一手も差さないでいるのを見ると、
もしかしたら、羽生さんは本当は自分の番なのに、相手の番と勘違いしているんじゃないかな?
なんて余計な心配をしたくなってくる。
こんなくだらない心配をする人間は、やっぱり永世七冠なんかにはなれないんだろうなぁ。